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memory dump (mini)

Windows で画像内の文字を手軽にコピーしたい

macOS 12 (Monterey) になってから、OS 標準の機能として画像内のテキスト認識機能が搭載されましたね。 実装されたときは「こんな機能使います?」と思っていましたが、結構使いたいときがあります。

  • エラー情報がスクリーンショットとして添付されてきたとき (GUID を手打ち...!)
  • 画像内の長文の英語を翻訳したい

macOS では標準搭載ですが、Windows 11 にはまだ標準搭載されていません。 もちろん、ウェブサイトやフリーソフトとして類似したものは沢山ありますが...機密情報を含むことになるので、なるべく安全・安心なソフトで実現したいことではあります。

良い方法がないものか、と思ったときに見つけたのが PowerToys です。

PowerToys

PowerToys は Microsoft が開発しているアプリで、Microsoft ストアから入手できます。

apps.microsoft.com

月1回ぐらいのペースで更新されるので、Microsoft ストア経由で自動更新できるのはいいことです。

PowerToys は、簡単にいえば便利な機能ツールであり、複数の機能を持っています。 この機能の 1 つが "Text Extractor" です。

Text Extractor

ショートカットで動作するようになっているため、Windows でショートカットを利用しない人には、少し使い方がわかりにくいです。 一応、簡単な使用手順を書いておきます。

  1. Win+Shift+T キーをクリックします (好きなキーに変更できます)
  2. 画面が暗くなり、カーソルが十字カーソルになったら、ドラッグしてテキストとしてコピーしたい範囲を指定します
  3. 画面が明るく戻ったら、貼り付けたい場所で Ctrl+ V (貼り付け) します。

なお、日本語/英語どちらにも対応していますが、優先する言語は指定できます。 うまく認識されないぞ?と思った際は、設定画面の [優先する言語] を変更してみてください。

一応、公式ドキュメントもあるので、詳細が知りたい場合はこちらもご確認ください。

learn.microsoft.com

注意事項など

先にも説明したとおり、PowerToys は便利機能の詰め合わせで、既定で様々な機能が有効になります。 Text Extractor 以外にも便利な機能が一杯ありますが、使わない機能は無効にしておくと良いでしょう。

また、PowerToys は常駐型のアプリです。 常駐が嫌いな方は設定アプリで常駐を無効化すると良いでしょう。