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Microsoft 356 専用キー (Office 専用キー) の使い方と代替方法

Surface リリース祭りに隠れて、新しいマイクロソフト製キーボードがリリースされました。 このキーボードの最大の特徴は、従来のアプリケーション キーの代わりに "Microsoft 365 (旧 Office 365) 専用キー" を備えていることです。

この記事は、Microsoft 365 専用キー (以下、Office キーと記載) に興味はあるものの、キーボードを新しく買うほどではない...そんなアナタに贈ります。

Office キーで出来ること

Office キーを使うことで、Microsoft Word などの Microsoft Office 製品やサービスを起動することができます。
ショートカットを以下に示します。*1

ショートカット 結果
Office Office アプリを開く
Office+W Microsoft Word を開く
Office+X Microsoft Excel を開く
Office+P Microsoft PowerPoint を開く
Office+O Microsoft Outlook を開く
Office+D OneDrive を開く
Office+N Microsoft OneNote を開く
Office+L LinkedIn (ウェブサイト) を開く
Office+T Microsoft Teams を開く
Office+Y Yammer (ウェブサイト) を開く
Office+Esc アクティブなウィンドウの切り替え

Office キーがない場合の代替方法

手元のキーボードに Win (Windows) キーがないとき、Ctrl+Esc を押下すると Win キーの代わりになるという事実をご存じですか?
Office キーにも代替のキー コンビネーションがあり、Ctrl+Alt+Shift+Win が割り当てられています。*2

Office キーの仮想キーコード/スキャン コード

実は、Office キー専用のキーコードやスキャン コードは存在せず、単に上記のキー コンビネーションを送っているだけです。

実際に Office キーが存在する最新キーボード "Microsoft Bluetooth® Keyboard" を使って Keymill (キー入力を調べるツール) で調査しました。
以下の画像がその結果です。

f:id:AzukiPochette:20200513161317p:plain

実際に、Ctrl (左) + Alt (左) + Shitf (左) + Win (左) が押されていることが分かります。

AutoHotKey で右 Win キー (RWIN) を Office キーに置き換える

AutoHotKey (AHK) を使って、右側の Win キーを Office キーに変換するスクリプト例を以下に記載します。
私は Happy Hacking Keyboard (HHK) *3 を使っているので右 Win キーを置換しましたが、RWin の部分を変えればお好きなキー(例えば、アプリケーション キー)を Office キーに変えられます。

RWin:: ; Right Windows key down
    Send, {LCtrl Down}{LShift Down}{LAlt Down}{LWin Down}
    Return

RWin Up:: ; Right Windows key up
    Send, {LCtrl Up}{LShift Up}{LAlt Up}{LWin Up}
    Return

それでは良い Office キー共同生活を。Enjoy!

*1:LinkedIn は Office シリーズだったのか...?という謎が...

*2:なんとも押しにくい!と思ったアナタ。私も同感です。割り当てる先がもうあまり無いというのが理由だと思いますが、もう片手で押すのは厳しいですね

*3:Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S